Japanese
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第5土曜特集 小児医療の最先端
臨床編
小児消化器疾患の診断・治療に用いる消化器内視鏡
Gastrointestinal endoscopy for diagnosis and treatment of pediatric gastrointestinal diseases
新井 勝大
1
Katsuhiro ARAI
1
1国立成育医療研究センター小児内科系専門診療部消化器科,同小児炎症性腸疾患センター
キーワード:
消化器内視鏡検査
,
上部消化管内視鏡検査(EGD)
,
大腸内視鏡検査(CS)
,
バルーン小腸内視鏡検査(BAE)
,
小腸カプセル内視鏡検査(SBCE)
,
内視鏡的逆行性膵胆管造影検査(ERCP)
Keyword:
消化器内視鏡検査
,
上部消化管内視鏡検査(EGD)
,
大腸内視鏡検査(CS)
,
バルーン小腸内視鏡検査(BAE)
,
小腸カプセル内視鏡検査(SBCE)
,
内視鏡的逆行性膵胆管造影検査(ERCP)
pp.456-462
発行日 2022年7月30日
Published Date 2022/7/30
DOI https://doi.org/10.32118/ayu28205456
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わが国においても,小児の消化器内視鏡検査が実施されることが増えている.内視鏡は,消化管粘膜の観察と生検,必要時にはポリープ切除や止血術といった治療も可能とすることから,消化器疾患の診断と治療に有用である.食道から十二指腸までをカバーする上部消化管内視鏡検査(EGD),大腸と終末回腸をカバーする大腸内視鏡検査(CS)に加え,最近では小腸全域をカバーする小腸カプセル内視鏡検査(SBCE)とバルーン小腸内視鏡検査(BAE)が小児患者でも積極的に行われるようになってきた.また,実施施設はすくないが,内視鏡的逆行性膵胆管造影検査(ERCP)が行われることもある.これらの検査と治療の適応を検討し,必要に応じて実施可能な施設や医師と相談し,タイミングを逸さずに内視鏡検査を進めることは,これからの小児科医にとって必要なスキルともいえよう.
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