FORUM 日本型セルフケアへのあゆみ・第16回
ストーマ(人工肛門・人工膀胱)を持つ人のセルフケア
児玉 龍彦
1,2
1東京大学先端科学技術研究センターがん・代謝プロジェクトリーダー
2日本セルフケア推進協議会業務執行理事
pp.313-317
発行日 2022年7月23日
Published Date 2022/7/23
DOI https://doi.org/10.32118/ayu28204313
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POINT
●大腸がんや膀胱がんの増加に伴い,ストーマ(人工肛門・人工膀胱)を持って生活するオストメイトの数は20万人を超えている.
●多くの方は終生オストメイトとして生活するが,排泄は人間にとって最もプライベートな行為であり,身体のみならず精神的な負担も大きい.オストメイト対応トイレの整備をはじめ,社会の支援が重要である.
●化学療法や放射線治療,分子標的薬,個別化医療の登場で,ストーマ設置が避けられるケースも増えてきているが,何よりも早期発見が重要である.
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