Japanese
English
特集 消化器内視鏡技術の進歩と展望
腹腔鏡内視鏡合同手術
-――内科と外科の融合
Laparoscopy and endoscopy cooperative surgery
――Fusion of gastroenterology and gastrointestinal surgery
中馬 基博
1
,
鷲尾 真理愛
1
,
比企 直樹
1
Motohiro CHUMAN
1
,
Marie WASHIO
1
,
Naoki HIKI
1
1北里大学医学部上部消化管外科学
キーワード:
腹腔鏡内視鏡合同手術(LECS)
,
消化管間質腫瘍(GIST)
,
胃癌
Keyword:
腹腔鏡内視鏡合同手術(LECS)
,
消化管間質腫瘍(GIST)
,
胃癌
pp.1085-1089
発行日 2022年6月11日
Published Date 2022/6/11
DOI https://doi.org/10.32118/ayu281111085
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消化器疾患に対する内視鏡治療と腹腔鏡手術の双方が低侵襲治療として確立していくなかで,2つの治療が融合され開発されたのが,腹腔鏡内視鏡合同手術(LECS)である.内視鏡治療は早期胃癌での適応拡大,腹腔鏡手術は早期胃癌から進行胃癌へとそれぞれの技術が開発されていくなかで,LECSは胃粘膜腫瘍から早期胃癌へと治療開発がなされ,他臓器へも適応されている.本稿では,LECS開発の経緯やLECS関連手技の紹介,十二指腸腫瘍への応用などを解説する.最近では高齢者のQOL(quality of life)を考慮した緩和LECSも行われており,内視鏡医と外科医との合同治療がよりよい患者治療に結びつくことが期待される.
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