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特集 体腔鏡手術の教え方・学び方
II. 各論
2. 胃
2)低侵襲胃切除の術者教育:教え方・学び方―内視鏡・ロボット合同胃切除術(LARCS)による専攻医に向けた次世代教育
Education for trainees by using laparoscopic and robotic procedures combined surgery
中馬 基博
1
,
樋口 格
1
,
鷲尾 真理愛
1
,
櫻谷 美貴子
1
,
新原 正大
1
,
熊谷 厚志
1
,
比企 直樹
1
M. Chuman
1
,
T. Higuchi
1
,
M. Washio
1
,
M. Sakuraya
1
,
M. Nihara
1
,
K. Kumagai
1
,
N. Hiki
1
1北里大学上部消化管外科
キーワード:
手術教育
,
ロボット支援下胃切除術
,
LARCS
,
Laparoscopic and robotic procedures combined surgery
Keyword:
手術教育
,
ロボット支援下胃切除術
,
LARCS
,
Laparoscopic and robotic procedures combined surgery
pp.230-235
発行日 2024年3月1日
Published Date 2024/3/1
DOI https://doi.org/10.15106/j_geka86_230
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ロボット支援下胃切除術の増加に伴い,若手外科医の執刀機会が減少傾向にある.当院では若手外科医の教育機会確保のために,腹腔鏡・ロボット合同胃切除術(laparoscopic and robotic procedures combined surgery:LARCS)を開発・導入した.LARCSでは術者の役割をconsole surgeonとpatient side surgeonに割り振ることで複数の術者での手術を実現し,教育的で安全性の高い手術を実践することが可能となった.外科医の高齢化と専攻医の減少が著しい消化器外科にとって,若手外科医に魅力的な環境を作り出すことが早急の課題であり,執刀機会というインセンティブを与えるべく開発したわれわれの教育方法について述べる.
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