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第1土曜特集 不眠症──研究・診療の最新知識
不眠関連疾患
うつ病・双極性障害と不眠
Insomnia in major depressive disorder and bipolar disorder
高江洲 義和
1
Yoshikazu TAKAESU
1
1琉球大学大学院医学研究科精神病態医学講座
キーワード:
うつ病
,
双極性障害
,
不眠
,
概日リズム睡眠・覚醒障害
,
時間生物学的治療
Keyword:
うつ病
,
双極性障害
,
不眠
,
概日リズム睡眠・覚醒障害
,
時間生物学的治療
pp.991-996
発行日 2022年6月4日
Published Date 2022/6/4
DOI https://doi.org/10.32118/ayu28110991
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不眠はうつ病や双極性障害を含む気分障害にきわめて高い頻度で併存し,気分障害の臨床経過に大きな影響を与えるため,気分障害の診断と治療を行ううえで不眠は重要な症候となる.不眠はうつ病の発症の危険因子であり,残遺症状としての睡眠障害はうつ病再発の予測因子となることが示唆されている.さらには,双極性障害の病態には概日リズム障害が密接に関係していることも注目されている.本稿では,気分障害と不眠の関連ならびに,気分障害に併存する睡眠障害に着目した治療について概説する.
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