Japanese
English
第1土曜特集 喘息の発症メカニズムと治療・管理
病態
上皮細胞,線維芽細胞
Asthma pathology
――Epithelial cells, fibroblasts
浅井 一久
1
,
渡辺 徹也
1
Kazuhisa ASAI
1
,
Tetsuya WATANABE
1
1大阪公立大学大学院医学研究科呼吸器内科学
キーワード:
気道上皮細胞
,
線維芽細胞
,
IL-33
,
TSLP
,
IL-25
Keyword:
気道上皮細胞
,
線維芽細胞
,
IL-33
,
TSLP
,
IL-25
pp.51-56
発行日 2022年4月2日
Published Date 2022/4/2
DOI https://doi.org/10.32118/ayu2810151
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気道の構成細胞には,気道上皮細胞や平滑筋細胞,線維芽細胞などがあり,流入する炎症細胞と密接に関係しながら気管支喘息病態(気道炎症)を形成する.これまで,Th2リンパ球からのサイトカインに注目が集まり,IL-5,IL-4/13などが治療の標的となってきた.近年,気道上皮細胞由来サイトカインであるIL-33,TSLP,IL-25などがILC2(グループ2自然リンパ球)を介して気道炎症に寄与していることが知られるようになり,上流にあたるこれらサイトカインが治療標的として注目されている.本稿では,気道上皮細胞由来サイトカインにフォーカスし,気道上皮細胞,線維芽細胞の喘息病態への関与を概説する.
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