発行日 2002年3月1日
Published Date 2002/3/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00393.2002222582
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著者等はこれ迄に同定した癌拒絶抗原ペプチドの一部を用いて高度進行上皮癌症例に対するペプチドワクチン療法臨床試験を施行している.当初のレジメは従来(画一)型であり,安全性やCTL誘導能は確認されたものの,抗腫瘍効果は認められなかった.そこで担癌患者個々の免疫反応特性に基づいたワクチンを選択投与するCTL precursor-orientedペプチドワクチン療法を開発開始した.本療法によって早期より特異免疫能の誘導や増強が惹起され,更に抗腫瘍効果が評価可能症例の半数近くに認められるようになった
©Nankodo Co., Ltd., 2002