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特集 内部障害のリハビリテーション医学・医療の進歩
8 ゲノム解析と内部障害リハビリテーション医学
Genomics and Internal Medicine & Rehabilitation Science
吉田 直記
1,2
,
上月 正博
1,2
Naoki Yoshida
1,2
,
Masahiro Kohzuki
1,2
1東北大学大学院医学系研究科内部障害学分野
2東北大学病院リハビリテーション科
キーワード:
DNA
,
遺伝子
,
ゲノム
,
バイオバンク
,
個別化医療
Keyword:
DNA
,
遺伝子
,
ゲノム
,
バイオバンク
,
個別化医療
pp.1144-1148
発行日 2021年10月18日
Published Date 2021/10/18
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- Abstract 文献概要
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- 参考文献 Reference
要旨 細胞内にあるDNAは遺伝情報の担い手だが,1953年にその立体構造が解明され2004年にはヒトゲノムの99%を解読した遺伝子配列が発表された.その一方で,必ずしもすべての事象が遺伝情報のみで説明できるとは限らないこともわかってきた.現在はゲノム情報だけでなく,被験者の血液や尿,組織の一部といった生体試料,およびそれに関連する生活習慣などの情報を体系的に収集・管理するバイオバンクが重要視されるようになり,これらの大規模データを用いた総合的な研究が世界中で進んでいる.ゲノム医療の今後のさらなる発展により,リハビリテーション分野においても個人のゲノムをもとにしたリハビリテーション処方のオーダーメイド化の実現が期待される.
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