Japanese
English
TOPICS 環境衛生
気候変動と感染性胃腸炎
Climate change and infectious gastroenteritis
小野塚 大介
1
Daisuke ONOZUKA
1
1京都府立医科大学大学院医学研究科,医学・医療情報管理学講座
pp.726-727
発行日 2021年11月13日
Published Date 2021/11/13
DOI https://doi.org/10.32118/ayu27907726
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気候変動は,世界中の人々の健康にさまざまな影響をもたらしている1).将来の気候変動については不確実性も大きく,正確に予測することは困難であるが,国連の気候変動に関する政府間パネル(Intergovernmental Panel on Climate Change:IPCC)の報告では,今世紀末の地球全体の平均気温は2°C以上上昇すると推定されている.将来気温の上昇によって,降水量の増加,海面上昇,海洋酸性化,極端現象の増加につながる可能性が指摘されており,これらに伴う将来の人々の健康影響について懸念されている.
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