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第5土曜特集 超高齢社会を支える医学・医療の提案
認知症
認知症における修飾可能な危険因子と推奨される介入
Modifiable risk factors and recommended interventions in dementia
内田 一彰
1
,
櫻井 孝
1
Kazuaki UCHIDA
1
,
Takashi SAKURAI
1
1国立長寿医療研究センター もの忘れセンター
キーワード:
認知症予防
,
認知症
,
危険因子
,
多因子介入
Keyword:
認知症予防
,
認知症
,
危険因子
,
多因子介入
pp.384-389
発行日 2021年10月30日
Published Date 2021/10/30
DOI https://doi.org/10.32118/ayu27905384
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わが国における認知症高齢者は増加の一途をたどっており,2025年には高齢者の5人に1人(730万人)が認知症を有すると推計されている.認知症高齢者の増加が問題となるなか,認知症の疾患修飾薬の開発は難渋しており,認知症の発症予防,進行抑制が喫緊の課題である.2020年,Lancet国際委員会は各ライフステージにおける認知症の修飾可能な危険因子を報告した.また,2019年にWHOが発表した「認知機能低下および認知症リスク低減のためのガイドライン」では,12項目の因子についてエビデンスに基づく推奨レベルが提唱された.本稿では上述のガイドラインに沿って,認知症における改善可能な危険因子と推奨される介入について概説する.
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