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第1土曜特集 パーキンソン病を解剖する――過去,現在,そして未来へ
診断・症状
パーキンソン病の病態生理
-――大脳基底核の役割
Dysfunctional role of basal ganglia in Parkinson disease
濱田 雅
1
Masashi HAMADA
1
1東京大学医学部附属病院脳神経内科
キーワード:
大脳基底核
,
発射頻度仮説
,
発射パターン説
Keyword:
大脳基底核
,
発射頻度仮説
,
発射パターン説
pp.847-851
発行日 2021年9月4日
Published Date 2021/9/4
DOI https://doi.org/10.32118/ayu27810847
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パーキンソン病(PD)では中脳黒質緻密部(SNc)のメラニン含有ドパミン作動性ニューロンが進行性に変性・脱落するためドパミン欠乏に陥り,そのため大脳基底核が機能不全を起こすことで,さまざまな症状が出現すると考えられている.どのような機能不全を起こしているのかについて多くのモデルが提唱されている.本稿では,古典的かつ代表的なモデルである発射頻度仮説を中心に解説するとともに,最近注目されている発射パターン説についても概説する.
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