Japanese
English
特集 小脳研究の未来
Ⅲ.システム・運動制御
サッケード適応と小脳
Cerebellar control of saccade adaptation
小島 奉子
1
Kojima Yoshiko
1
1Department of Otolaryngology-HNS, Washington National Primate Research Center, University of Washington
1Department of Otolaryngology-HNS, Washington National Primate Research Center, University of Washington
キーワード:
眼球運動
,
サッケード適応
,
小脳
,
大脳基底核
,
運動学習
Keyword:
眼球運動
,
サッケード適応
,
小脳
,
大脳基底核
,
運動学習
pp.57-61
発行日 2021年2月15日
Published Date 2021/2/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.2425201311
- 有料閲覧
- Abstract 文献概要
- 1ページ目 Look Inside
- 参考文献 Reference
サッケードは視線を見たいものに移す眼球運動である。普段の生活で自分が目を動かしていることを意識することは滅多にないが,サッケードは霊長類が日々行う運動のなかで,最も多く速く正確な運動である。この正確な運動を,脳はどのように制御し維持しているのか。それには,伊藤正男先生によって証明された小脳の理論が重要な役割を果たしていることがわかってきた。本稿では,その神経メカニズムを解説する。
Copyright © 2021, THE ICHIRO KANEHARA FOUNDATION. All rights reserved.