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特集 新型データ駆動型サイエンスの起動
保健医療のための空間データサイエンス
Spatial data science for health
髙橋 邦彦
1
Kunihiko TAKAHASHI
1
1東京医科歯科大学M&Dデータ科学センター生物統計学分野
キーワード:
空間疫学
,
空間データ
,
集積性の検定
,
クラスタリング
,
症候サーベイランス
Keyword:
空間疫学
,
空間データ
,
集積性の検定
,
クラスタリング
,
症候サーベイランス
pp.843-848
発行日 2021年2月27日
Published Date 2021/2/27
DOI https://doi.org/10.32118/ayu27609843
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空間データサイエンスでは,個々の観測データに付加されている位置情報を効果的に活用した分析や視覚化が行われる.とくに保健医療の分野では,疾病発生リスクの地域比較や感染症などの症候サーベイランスを目的とし,空間疫学(spatial epidemiology)とよばれる領域として重要な役割を担っている.一般的なデータ分析と同様,データの可視化から解析,結果の提示までの流れはあるが,各手順において,位置情報を持つ空間データならではの取り扱いも必要となる.本稿では難病の地域比較を事例とした空間疫学的分析を通して,保健医療分野における空間データサイエンスの一例を紹介する.
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