臨床研究
当院におけるHAL🄬歩行リハビリテーションの経験と考察
犬飼 晃
1
,
佐藤 実咲
,
榊原 聡子
,
橋本 里奈
,
片山 泰司
,
見城 昌邦
,
横川 ゆき
,
齋藤 由扶子
,
饗場 郁子
,
奥田 聡
1国立病院機構東名古屋病院 脳神経内科
キーワード:
Charcot-Marie-Tooth病
,
筋萎縮性側索硬化症
,
筋緊張性ジストロフィー
,
ロボット工学
,
筋炎-封入体
,
治療成績
,
歩行訓練
,
筋ジストロフィー-肢帯型
,
歩行困難
,
筋萎縮症-X連鎖性球脊髄性
,
装着型アシスト機器
Keyword:
Treatment Outcome
,
Charcot-Marie-Tooth Disease
,
Myositis, Inclusion Body
,
Amyotrophic Lateral Sclerosis
,
Myotonic Dystrophy
,
Robotics
,
Exoskeleton Device
,
Bulbo-Spinal Atrophy, X-Linked
,
Muscular Dystrophies, Limb-Girdle
,
Mobility Limitation
pp.182-187
発行日 2022年2月15日
Published Date 2022/2/15
DOI https://doi.org/10.32118/J02606.2022107581
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目的◆歩行訓練ロボットHALを用いた歩行リハビリテーションの効果を検証し発現機序を考察する。対象と方法◆ALS6例、SBMA14例、CMT2例、IBM4例、MyD3例、L-G2例の計31症例。入院で4~5週間で通常リハビリテーションを間に加え、合計9回のHAL歩行訓練を実施。その前後で臨床評価を行った。結果◆2分間歩行距離、BBS、歩行満足度が訓練前後で有意に改善していた。等尺性膝伸展筋力(kgf)、下肢関節屈曲伸展筋力(MMT)、FAC等、他指標には有意な変化はなかった。考察◆筋力に変化なく、BBSに代表されるバランスが改善し、2分間歩行距離が有意に延長した。この訓練では、脳の可塑性から大脳、大脳基底核連関、大脳小脳連関が賦活化され歩行機能が向上したものと考えられた。
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