特集 栄養療法のコツとピットフォール-実践力アップに活かす最新情報
(Part 2)静脈経腸栄養のコツとピットフォール 非タンパク熱量/窒素(NPC/N)比の設定とアミノ酸輸液製剤
外岡 亨
1
,
鍋谷 圭宏
1千葉県がんセンター 食道・胃腸外科
キーワード:
Amino Acids
,
栄養必要量
,
静脈栄養
,
エネルギー代謝
,
エネルギー摂取量
,
肝不全
,
タンパク質代謝
,
腎機能障害
,
静脈栄養剤
,
肝不全用アミノ酸製剤
,
腎不全用アミノ酸製剤
Keyword:
Liver Failure
,
Energy Intake
,
Energy Metabolism
,
Amino Acids
,
Nutritional Requirements
,
Parenteral Nutrition
,
Parenteral Nutrition Solutions
,
Renal Insufficiency
pp.491-497
発行日 2022年9月25日
Published Date 2022/9/25
DOI https://doi.org/10.32118/J01532.2023035853
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<Key Point>・各種病態によりタンパク質の代謝と需要は異なるため、病態を考慮のうえアミノ酸投与量を設定し使用アミノ酸製剤を選択する。・投与アミノ酸の効率的なタンパク合成のために、投与アミノ酸と投与エネルギー量との比率を考慮する。・投与する非タンパク熱量とアミノ酸としての窒素分の比率をNPC/N比(kcal/g)と呼び、病態により指標とすべき最適値がある。・外科手術や外傷・熱傷などの侵襲時には、侵襲度や経過・時期に応じて、NPC/N比などを指標に適切なアミノ酸量を投与する。・肝炎・肝不全時、腎不全時などの特殊病態時や高齢者においても、アミノ酸代謝の特徴を踏まえた適切なアミノ酸投与が求められる。
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