特集 肝疾患エキスパートブック 栄養管理に活かすための最新情報
(Part 2)肝細胞癌 肝臓癌の一次予防
津金 昌一郎
1
1医薬基盤・健康・栄養研究所国立健康・栄養研究所
キーワード:
一次予防
,
飲酒
,
肝炎-ウイルス性-ヒト
,
肝臓腫瘍
,
危険因子
,
タバコ喫煙
,
コーヒー
,
糖尿病
,
肥満
Keyword:
Coffee
,
Diabetes Mellitus
,
Alcohol Drinking
,
Liver Neoplasms
,
Primary Prevention
,
Obesity
,
Tobacco Smoking
,
Hepatitis, Viral, Human
,
Risk Factors
pp.515-521
発行日 2021年9月25日
Published Date 2021/9/25
DOI https://doi.org/10.32118/J01532.2022003469
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
<Key Point>・肝臓癌の最大の原因はC型またはB型肝炎ウイルスの持続感染であり、一次予防の基本は、感染予防と持続感染に対する治療である。・感染者の発がんリスクを修飾する、あるいは、感染とは独立したリスク要因として確立しているのは、たばこ喫煙、アルコール飲酒、肥満、アフラトキシン摂取があげられ、糖尿病・高血糖も有力である。・予防要因については、抗ウイルス治療など肝炎ウイルス感染者への治療以外には現状においては確立した要因はないが、コーヒー飲用が有力である。
Copyright© 2021 Ishiyaku Pub,Inc. All rights reserved.