特集 肝疾患エキスパートブック 栄養管理に活かすための最新情報
(Part 2)肝細胞癌 肝細胞癌に対する多職種アプローチ
川口 巧
1
,
永松 あゆ
,
橋田 竜騎
,
神谷 俊次
,
松下 淑子
,
中野 暖
,
堤 翼
,
高柳 理沙
,
喜多 華絵
,
山田 真衣子
,
杉本 昌子
,
林 咲希
,
岡田 晃代
,
松瀬 博夫
,
田中 芳明
,
深水 圭
,
鳥村 拓司
1久留米大学 医学部
キーワード:
Branched-Chain Amino Acids
,
Carnitine
,
運動療法
,
看護師
,
肝細胞癌
,
チーム医療
,
栄養管理
,
栄養士
,
理学療法士
,
内科医
Keyword:
Carnitine
,
Exercise Therapy
,
Amino Acids, Branched-Chain
,
Patient Care Team
,
Nurses
,
Carcinoma, Hepatocellular
,
Nutritionists
,
Physical Therapists
,
Nutrition Therapy
pp.507-514
発行日 2021年9月25日
Published Date 2021/9/25
DOI https://doi.org/10.32118/J01532.2022003468
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<Key Point>・肝癌患者は蛋白・エネルギー低栄養とサルコペニアを高頻度に合併しており、多職種による栄養・運動療法が重要である。・消化器内科医の主な役割は、(1)患者の全身状態の把握、(2)栄養・運動に関する患者教育、および(3)チーム全体の把握と各職種の役割分担である。・看護師の主な役割は、適切な栄養・運動療法を患者に届けるため、患者の訴えや精神状態などを把握して、情報提供を行うことである。・管理栄養士の主な役割は、肝疾患だけでなく、糖尿病や慢性腎臓病などを視野に入れた栄養療法を実践し、栄養状態の維持に努めることである。・リハビリテーション科医・理学療法士の主な役割は、運動器疾患を含めて患者の状態を把握し、適切な運動療法を介して身体機能の維持に努めることである。
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