特集 肝疾患エキスパートブック 栄養管理に活かすための最新情報
(Part 1)肝硬変 肝移植における周術期栄養管理の実際
種村 彰洋
1
,
水野 修吾
1三重大学 医学部肝胆膵・移植外科
キーワード:
栄養評価
,
肝硬変
,
肝臓移植
,
タンパク質-エネルギー栄養障害
,
周術期管理
,
栄養管理
,
筋肉減少症
Keyword:
Liver Transplantation
,
Nutrition Assessment
,
Liver Cirrhosis
,
Protein-Energy Malnutrition
,
Sarcopenia
,
Nutrition Therapy
,
Perioperative Care
pp.473-478
発行日 2021年9月25日
Published Date 2021/9/25
DOI https://doi.org/10.32118/J01532.2022003462
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<Key Point>・非代償性肝硬変患者では、蛋白・エネルギー低栄養(PEM)やサルコペニアの状態であることが多く、肝移植後の予後にも影響する。・肝移植術前栄養療法では経口、経腸栄養を用いた十分なエネルギー、たんぱく質摂取が必要で、さらにサルコペニア改善のためにリハビリテーションも有用である。・肝移植術後は早期からの経腸栄養を用いた十分なエネルギー、たんぱく質摂取が必要である。術後長期では肥満や免疫抑制薬の副作用を考慮した栄養療法が必要である。
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