バリシチニブとグルココルチコイドで寛解導入を行ったclinically amyopathic dermatomyositis（CADM）

A case of clinically amyopathic dermatomyositis（CADM）with induction of remission with glucocorticoids and baricitinib

・間質性肺炎を合併していないclinically amyopathic dermatomyositis（CADM）に対して，中等量のグルココルチコイドとバリシチニブで寛解導入をした1例を経験した．

・CADMは間質性肺炎を合併すると予後不良であり，高用量のグルココルチコイドの投与が必要となるが，症例によっては大用量のグルココルチコイドの投与が困難である症例もみられる．

・CADMに対しての寛解導入療法として，バリシチニブを使用することで，グルココルチコイドの投与量を抑えることができる可能性があると考えた．

（「症例のポイント」より）