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特集 メラノーマ診療Up-To-Date
治療
本邦におけるメラノーマの術後補助療法:多施設共同研究からみえる海外治療群との相違
Adjuvant therapy for melanoma in Japan:Differences of treatment in other countries evaluated by multicenter study
藤村 卓
1
Taku Fujimura
1
1東北大学医学系研究科皮膚科学分野
1Department of Dermatology, Tohoku University Graduate School of Medicine
キーワード:
メラノーマ
,
術後補助療法
,
抗PD-1抗体
,
ダブラフェニブ・トラメチニブ
,
無再発生存期間
,
有害事象
Keyword:
メラノーマ
,
術後補助療法
,
抗PD-1抗体
,
ダブラフェニブ・トラメチニブ
,
無再発生存期間
,
有害事象
pp.34-39
発行日 2024年1月1日
Published Date 2024/1/1
DOI https://doi.org/10.24733/pd.0000003696
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●メラノーマに対する術後補助療法として抗PD-1抗体,ダブラフェニブ・トラメチニブ併用療法が承認されて以降,進行期メラノーマ治療戦略は大きく変化した.
●メラノーマに対する抗PD-1抗体療法は,人種間のサブタイプの相違から,本邦の後方視的研究と海外の臨床試験の結果に乖離がある.
●遺伝子変異を標的とするダブラフェニブ・トラメチニブ併用療法は本邦と海外臨床試験の結果が一致する.
●本邦におけるメラノーマの治療戦略を考えるうえで,遺伝背景の相違による治療効果の予測が重要である.
(「ポイント」より)
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