Japanese
English
特集 にきびに関連する皮膚病
臨床例
劇症型痤瘡
A case of acne fulminans
金田 一真
1
,
森脇 真一
1
Kazuma Kaneda
1
,
Shinichi Moriwaki
1
1大阪医科薬科大学皮膚科学教室
1Department of Dermatology, Osaka Medical and Pharmaceutical University
キーワード:
劇症型痤瘡
,
急激に発症
,
全身症状
,
ステロイド全身投与
Keyword:
劇症型痤瘡
,
急激に発症
,
全身症状
,
ステロイド全身投与
pp.594-597
発行日 2023年7月1日
Published Date 2023/7/1
DOI https://doi.org/10.24733/pd.0000003439
- 有料閲覧
- Abstract 文献概要
- 1ページ目 Look Inside
- 参考文献 Reference
・劇症型痤瘡(acne fulminans:AF)は電撃性痤瘡とも呼ばれ,急性に発熱,関節痛などの全身症状を伴って痤瘡様皮疹が出現する,痤瘡の最重症型である.
・AFは若年男性に多くみられ,顔面,胸部,背部に突然,有痛性の紅色丘疹や膿疱が出現し,しばしば結節,囊腫,膿瘍,壊死性潰瘍を形成する.早期に治療しなければ瘢痕を残すこともある.
・AFは,通常の尋常性痤瘡に対する治療は無効であり,ステロイド全身投与を必要とする.
・今回われわれはステロイド全身投与を行い,治療したAFの1例を経験した.
(「症例のポイント」より)
Copyright © 2023, KYOWA KIKAKU Ltd. All rights reserved.