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特集 アトピー性皮膚炎の最新情報と新治療
治療
経口JAK阻害薬の有効性と安全性から考えるアトピー性皮膚炎治療
Efficacy and safety of JAK inhibitors for atopic dermatitis, and optimal use of JAK inhibitors based on the current evidence
鎌田 昌洋
1
Masahiro Kamata
1
1帝京大学医学部皮膚科学講座
1Department of Dermatology, Teikyo University School of Medicine
キーワード:
アトピー性皮膚炎
,
JAK阻害薬
,
バリシチニブ
,
ウパダシチニブ
,
アブロシチニブ
Keyword:
アトピー性皮膚炎
,
JAK阻害薬
,
バリシチニブ
,
ウパダシチニブ
,
アブロシチニブ
pp.687-693
発行日 2022年8月1日
Published Date 2022/8/1
DOI https://doi.org/10.24733/pd.0000002990
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●経口JAK阻害薬は,外用療法で効果不十分なアトピー性皮膚炎患者において,皮疹,瘙痒に対して高い効果が期待できる.
●経口JAK阻害薬は現在3種類あるが,それぞれの有効性と安全性は異なるため,その違いを十分理解したうえで使い分ける必要がある.
●経口JAK阻害薬で懸念される有害事象がいくつかあるが,そのリスクが高いと考えられる患者に対しては,デュピルマブの投与を先に検討する.
●長期投与のエビデンスが限られており,1年以上の長期寛解維持での使用については今後のエビデンスの蓄積が望まれる.
(「ポイント」より)
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