Japanese
English
特集 血管性腫瘍
臨床例
乳腺原発血管肉腫
A case of primary angiosarcoma of the breast successfully treated by chemo- and radiation therapy
西平 守明
1
,
爲政 大幾
1
,
田中 麻里
1
,
大江 秀一
1
Moriaki Nishihira
1
,
Taiki Isei
1
,
Mari Tanaka
1
,
Shuichi Ohe
1
1大阪府立病院機構大阪国際がんセンター腫瘍皮膚科
1Department of Dermatologic Oncology, Osaka International Cancer Institute
キーワード:
血管肉腫
,
乳房
,
特発性
,
パクリタキセル
,
放射線療法
Keyword:
血管肉腫
,
乳房
,
特発性
,
パクリタキセル
,
放射線療法
pp.340-344
発行日 2021年4月1日
Published Date 2021/4/1
DOI https://doi.org/10.24733/pd.0000002463
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・高齢女性に発生し病理組織像で高分化型であった乳房原発血管肉腫の1例を経験した.
・腋窩リンパ節転移と原発部から所属リンパ節までの軟部組織腫脹を伴っていたため,外科的手術を行わずに放射線療法とそれに続くパクリタキセルによる化学療法を行い完全奏効が得られた.
・血管肉腫が乳房に生じることはまれであり,自験例のように乳腺に原発するもの以外にも,乳房温存療法後に生じる病型の報告が近年増加しつつある.
(「症例のポイント」より)
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