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特集 小児の膠原病
Topics
小児期Sjögren症候群および新生児ループス
Sjögren's syndrome in pediatric age and neonatal lupus erythematosus
冨板 美奈子
1
Minako Tomiita
1
1国立病院機構下志津病院小児科/小児アレルギー膠原病センター
1Department of Pediatrics/Pediatric Allergy and Rheumatology Center, NHO Shimoshizu National Hospital
キーワード:
自己免疫性外分泌腺症
,
診断の手引き
,
房室ブロック
Keyword:
自己免疫性外分泌腺症
,
診断の手引き
,
房室ブロック
pp.204-210
発行日 2021年3月1日
Published Date 2021/3/1
DOI https://doi.org/10.24733/pd.0000002427
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●小児期のSjögren症候群(Sjögren's syndrome:SS)患者は,乾燥自覚症状は訴えず,唾液腺・涙腺の機能低下も軽度である.皮疹や発熱,関節症状などの腺外症状が主な初発症状となる.
●経過中にさまざまな腺外臓器障害をおこしうるので,早期診断と長期経過フォローが重要である.『小児期シェーグレン症候群診断の手引き』について解説した.
●新生児ループス(neonatal lupus erythematosus:NLE)は心ブロックを合併すると予後不良となる.抗SS-A/Ro抗体陽性女性の妊娠は,初期からの管理が必要である.母体が無症状で,児のNLE発症が母の診断につながることもある.
(「ポイント」より)
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