Japanese
English
特集 最近の水疱症
臨床例
ロキシスロマイシンとニコチン酸アミドの併用内服療法が奏効した疱疹状天疱瘡
Pemphigus herpetiformis successfully treated by a nicotinamide combined with roxithromycin
河村 麻佑
1
,
栗原 麻菜
1
,
木村 有太子
1
,
金子 高英
1
,
髙森 建二
2
,
石井 文人
3
,
名嘉眞 武国
3
,
須賀 康
1
Mayu Kawamura
1
,
Mana Kurihara
1
,
Utako Kimura
1
,
Takahide Kaneko
1
,
Kenji Takamori
2
,
Norito Ishii
3
,
Takekuni Nakama
3
,
Yasushi Suga
1
1順天堂大学医学部附属浦安病院皮膚科学教室
2順天堂大学
3久留米大学医学部皮膚科学教室
1Department of Dermatology, Juntendo University Urayasu Hospital
2Juntendo University
3Department of Dermatology, Kurume University School of Medicine
キーワード:
自己免疫性水疱症
,
疱疹状天疱瘡
,
抗Dsg1抗体
,
ロキシスロマイシン/ニコチン酸アミド併用内服療法
Keyword:
自己免疫性水疱症
,
疱疹状天疱瘡
,
抗Dsg1抗体
,
ロキシスロマイシン/ニコチン酸アミド併用内服療法
pp.144-148
発行日 2021年2月1日
Published Date 2021/2/1
DOI https://doi.org/10.24733/pd.0000002407
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- 参考文献 Reference
・ロキシスロマイシン/ニコチン酸アミドの併用内服療法(RXM/NA)が奏効した疱疹状天疱瘡(herpetiform pemphigus:HP)の1例を経験した.
・瘙痒が強い環状紅斑が体幹中心にみられ,病理組織学的所見では好酸球性海綿状態が特徴的で,血清中の抗デスモグレイン(Dsg)1抗体陽性であった.
・疱疹状天疱瘡の軽症例では内服ステロイドやジアフェニルスルホン(DDS)による副作用のリスクも考慮して,RXM/NAが治療の選択肢の1つとして期待できる.
(「症例のポイント」より)
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