特集 天疱瘡とその周辺
臨床例
原因薬剤の中止により軽快したブシラミン誘発性疱疹状天疱瘡
朝倉 涼平
1
,
梅垣 知子
,
栗原 佑一
,
山上 淳
,
礒 良則
,
西川 武二
,
天谷 雅行
1慶応義塾大学 医学部皮膚科学教室
キーワード:
Clobetasol
,
Sulfasalazine
,
関節リウマチ
,
鑑別診断
,
天疱瘡
,
経皮投与
,
皮膚炎-疱疹状
,
類天疱瘡-水疱性
,
直接蛍光抗体法
,
Bucillamine
Keyword:
Administration, Cutaneous
,
Arthritis, Rheumatoid
,
Diagnosis, Differential
,
Dermatitis Herpetiformis
,
Clobetasol
,
Pemphigoid, Bullous
,
Pemphigus
,
Sulfasalazine
,
Fluorescent Antibody Technique, Direct
,
Bucillamine
pp.1117-1120
発行日 2016年11月1日
Published Date 2016/11/1
DOI https://doi.org/10.24733/J01268.2017051312
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<症例のポイント>今回われわれは、原因薬剤内服の中止とステロイド外用のみで軽快した疱疹状天疱瘡の1例を経験した。疱疹状天疱瘡は、臨床的に紅斑の辺縁に小水疱が配列し環状を呈し、強いそう痒を伴うこと、病理組織学的に好酸球性海綿状態と表皮内水疱を認めることを特徴とする。疱疹状天疱瘡は、ブシラミンなどのSH基を有する薬剤により誘発されることがある。
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