特集 播種状の皮膚病
臨床例
化学療法中に発症したヒトパルボウイルスB19感染症
伊藤 満
1
,
小牧 佳世
,
清島 真理子
1岐阜大学 医学部皮膚科学教室
キーワード:
Azacitidine
,
骨髄異形成症候群
,
Steroids
,
ウイルス性疾患
,
昆虫刺傷
,
紫斑病-Schoenlein-Henoch
,
鑑別診断
,
経皮投与
,
薬疹
,
ヒトパルボウイルスB19
,
赤血球輸血
,
パピローマウイルス感染症
,
赤血球濃厚液
Keyword:
Administration, Cutaneous
,
Azacitidine
,
Diagnosis, Differential
,
Drug Eruptions
,
Insect Bites and Stings
,
Myelodysplastic Syndromes
,
Purpura, Schoenlein-Henoch
,
Steroids
,
Virus Diseases
,
Erythrocyte Transfusion
,
Parvovirus B19, Human
,
Papillomavirus Infections
pp.275-278
発行日 2016年3月1日
Published Date 2016/3/1
DOI https://doi.org/10.24733/J01268.2016170499
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<症例のポイント>骨髄異形成症候群の化学療法および輸血治療中に、全身に赤褐色丘疹、紫斑がみられ、抗体価および血清中DNA陽性からヒトパルボウイルスB19感染症と診断した1例を報告する。免疫抑制状態での紫斑を伴う全身性の皮疹ではヒトパルボウイルス感染を念頭において診療を行う必要がある。ヒトパルボウイルスB19感染経路として飛沫および血液製剤からの可能性、また初感染のほかに持続感染からの発症も考えられた。
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