白血病診療essentials 日常臨床に必要な最新の診断と治療
白血病治療の最前線 骨髄異形成症候群
松田 晃
1
1埼玉医大国際医療センター 造血器腫瘍科
キーワード:
Azacitidine
,
骨髄異形成症候群
,
診療ガイドライン
,
赤血球輸血
,
Decitabine
,
アメリカ
,
Lenalidomide
,
赤血球濃厚液
Keyword:
Azacitidine
,
Myelodysplastic Syndromes
,
United States
,
Erythrocyte Transfusion
,
Practice Guidelines as Topic
,
Decitabine
,
Lenalidomide
pp.247-251
発行日 2010年8月1日
Published Date 2010/8/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00974.2010289030
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骨髄異形成症候群(MDS)は、遺伝子異常をもつ造血幹細胞のクローン性増殖に基づく、血球減少症と前白血病状態を特徴とする疾患群の総称である。予後スコアリングシステムでは、international prognostic scoring system(IPSS)が広く用いられている。IPSSのカテゴリーと年齢が治療法の選択の基本となる。造血幹細胞移植が唯一の根治療法であるが、新規治療薬(lenalidomide、脱メチル化薬)により予後が改善される可能性が期待されている。
©Nankodo Co., Ltd., 2010