特集 播種状の皮膚病
臨床例
高齢者水痘
立花 隆夫
1
,
入江 浩之
,
一ノ名 晶美
,
中島 利栄子
,
高瀬 早和子
,
太田 深雪
,
八木 洋輔
1大阪赤十字病院 皮膚科
キーワード:
鑑別診断
,
水痘
,
皮膚疾患-小胞水疱性
,
類天疱瘡-水疱性
,
急性汎発性発疹性膿疱症
,
待機療法
,
再感染
Keyword:
Diagnosis, Differential
,
Chickenpox
,
Pemphigoid, Bullous
,
Skin Diseases, Vesiculobullous
,
Watchful Waiting
,
Acute Generalized Exanthematous Pustulosis
pp.279-282
発行日 2016年3月1日
Published Date 2016/3/1
DOI https://doi.org/10.24733/J01268.2016170500
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<症例のポイント>水痘のピークは0~9歳であり、全体の74%を占める。成人水痘は20歳代と70歳代に二峰性のピークがある。高齢者水痘は全水痘の0.3%、成人水痘の2~9%にすぎない。高齢者水痘はVZVの再感染により生じ、また、皮膚、全身症状ともに軽度のことが多い。高齢化と核家族化により、今後もますます高齢者の水痘の増加が予想される。
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