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ざらざらの皮膚 全身性溶血性連鎖球菌感染症の皮膚症状
田尻 明彦
1
1たじり皮膚科医院
キーワード:
Cephalosporins
,
Penicillins
,
Streptococcus pyogenes
,
抗細菌剤
,
皮膚症状
,
Streptococcus Infection
,
糸球体腎炎-急性
Keyword:
Anti-Bacterial Agents
,
Cephalosporins
,
Penicillins
,
Skin Manifestations
,
Streptococcal Infections
,
Streptococcus pyogenes
pp.297-301
発行日 2015年3月1日
Published Date 2015/3/1
DOI https://doi.org/10.24733/J01268.2015144274
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全身性溶血性連鎖球菌感染症は,A群β溶血性連鎖球菌が口蓋扁桃や皮膚に感染することにより,全身にいろいろな皮膚症状を生じる疾患である.栄養状態の改善や抗菌薬などの治療の進歩により,重症例が減少し軽症例が増加しているが,軽症例では典型的な皮膚症状以外に多彩な皮膚症状を呈する.ざらざらとした紙やすり状の外観を呈する紅色小丘疹が本症の大きな特徴であるが,紅斑がない乾皮症を思わせるような皮膚常色の小丘疹(以下,「ざらざらの皮膚」)も本症の皮膚症状の1つである.(「はじめに」より)
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