特集 小児日常診療でその薬を使うとき・使うべきでないとき
II 感染症
28.溶レン菌感染症(A群β溶血性レンサ球菌性咽頭炎)と抗菌薬
井上 健斗
1
1東京ベイ・浦安市川医療センター 小児科
キーワード:
Amoxicillin
,
Cephalosporins
,
Penicillins
,
Streptococcus pyogenes
,
咽頭炎
,
抗感染剤
,
Streptococcus Infection
,
禁忌(治療)
Keyword:
Amoxicillin
,
Anti-Infective Agents
,
Cephalosporins
,
Penicillins
,
Pharyngitis
,
Streptococcal Infections
,
Streptococcus pyogenes
pp.1570-1571
発行日 2016年12月1日
Published Date 2016/12/1
DOI https://doi.org/10.18888/J00639.2017086300
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A群β溶血性レンサ球菌(GAS)咽頭炎は小児科診療においてよく遭遇する疾患である.GAS 咽頭炎はすべての年齢で発症し得るが,学齢期から思春期が最も多い.季節は冬季から早春にかけて多くみられる.主な感染経路は,飛沫感染で呼吸器分泌物への曝露によって起こるため,学校などの密集した環境でより起こりやすい.感染伝播は急性期に起こりやすいが,適切な抗菌薬投与で24 時間以内に感染力がなくなるとされている
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