特集 関節痛と皮膚疾患
臨床例
多中心性細網組織球症
高須 博
1
,
前島 英樹
,
天羽 康之
1北里大学 医学部皮膚科
キーワード:
Prednisolone
,
鑑別診断
,
痛風
,
経口投与
,
免疫組織化学
,
サルコイドーシス
,
リウマトイド結節
,
肉芽腫-環状
,
多中心性細網組織球症
Keyword:
Administration, Oral
,
Diagnosis, Differential
,
Gout
,
Immunohistochemistry
,
Prednisolone
,
Rheumatoid Nodule
,
Sarcoidosis
,
Granuloma Annulare
pp.155-158
発行日 2015年2月1日
Published Date 2015/2/1
DOI https://doi.org/10.24733/J01268.2015129092
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<症例のポイント>多中心性細網組織球症(multicentric reticulohistiocytosis:MRH)は、破壊性増殖性の関節炎と多発性小結節性病変を特徴とする疾患である。関節痛が先行したため、関節リウマチ(以下、RA)と診断されていた。DIP関節とPIP関節の関節炎と爪囲に小結節が取り囲むサンゴビーズ様(coral bead)と形容される特徴的な所見があった。治療としてMTXや抗TNF-α製剤を試みたが無効であった。
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