特集 隆起する皮膚疾患
臨床例
大腿に生じたPagetoid Bowen病
大垣 淳
1
,
山田 大資
,
谷口 隆志
,
浅野 善英
,
門野 岳史
,
佐藤 伸一
,
前田 大地
,
小堀 賢一
1東京大学 医学部皮膚科学教室
キーワード:
Bowen病
,
Paget病-乳房外
,
鑑別診断
,
大腿
,
皮膚疾患-下肢
,
皮膚腫瘍
,
角化症-脂漏性
,
皮膚外科
Keyword:
Bowen's Disease
,
Diagnosis, Differential
,
Leg Dermatoses
,
Paget Disease, Extramammary
,
Skin Neoplasms
,
Thigh
,
Keratosis, Seborrheic
,
Dermatologic Surgical Procedures
pp.543-546
発行日 2014年6月1日
Published Date 2014/6/1
DOI https://doi.org/10.24733/J01268.2014259175
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<症例のポイント>Pagetoid Bowen病は、通常のBowen病の所見に加えて、表皮内に淡明な細胞質を有する細胞が、個別性に増殖または胞巣を形成することを特徴とする。大腿に生じたPagetoid Bowen病を経験した。Paget様細胞は、生検標本の病変辺縁部にのみみられ、病変中央部にはみられなかった。Paget様細胞は腫瘍が周囲へ増殖していく過程において出現する細胞である可能性が考えられる。
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