特集 鑑別に苦慮した皮膚病(1)
臨床例
悪性黒色腫との鑑別を要した爪部Bowen病
石綿 夏織子
1
,
今福 恵輔
,
壷井 聡史
,
乙部 さやか
,
大原 國章
,
吉野 公二
,
堀口 慎一郎
1がん・感染症センター都立駒込病院 皮膚腫瘍科
キーワード:
Bowen病
,
黒色腫
,
鑑別診断
,
染色
,
爪疾患
,
皮膚疾患-手部
,
皮膚腫瘍
,
皮膚鏡検査
,
皮膚外科
,
Melan-A Protein
Keyword:
Bowen's Disease
,
Diagnosis, Differential
,
Hand Dermatoses
,
Melanoma
,
Nail Diseases
,
Skin Neoplasms
,
Staining and Labeling
,
Dermoscopy
,
MART-1 Antigen
,
Dermatologic Surgical Procedures
pp.395-398
発行日 2016年4月1日
Published Date 2016/4/1
DOI https://doi.org/10.24733/J01268.2016224754
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<症例のポイント>自験例は、爪甲の中央に病変があり、色素線条は均一とはいえず、臨床像からは悪性黒色腫を第一に考えた。振り返ってみるとダーモスコピー像で、わずかながら爪甲の下に角化を認めていた。爪甲下に角化所見を伴う爪甲色素線条では、Bowen病を鑑別にあげる必要がある。
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