特集 生物学的製剤・有用性
臨床例
慢性腎不全を合併し、インフリキシマブが奏効した膿疱性乾癬
梶原 一亨
1
,
市原 麻子
,
牧野 雄成
,
牧野 貴充
,
福島 聡
,
神人 正寿
,
尹 浩信
1熊本大学 皮膚科・形成再建科
キーワード:
血液透析
,
鑑別診断
,
腎不全-慢性
,
皮膚疾患-小胞水疱性
,
Infliximab
,
乾癬-膿疱性
Keyword:
Infliximab
,
Diagnosis, Differential
,
Renal Dialysis
,
Kidney Failure, Chronic
,
Skin Diseases, Vesiculobullous
pp.337-340
発行日 2014年4月1日
Published Date 2014/4/1
DOI https://doi.org/10.24733/J01268.2014237169
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<症例のポイント>膿疱性乾癬は、急激な発熱とともに全身の皮膚が潮紅し、無菌性膿疱が多発するまれな疾患である。膿疱性乾癬に対する治療は、エトレチナート、シクロスポリン、メトトレキサート、TNFα阻害薬などが推奨されている。しかし、エトレチナート、シクロスポリン、メトトレキサートは腎障害のある患者には禁忌もしくは慎重投与とされる。慢性腎不全を合併していたが有害事象なく、インフリキシマブにより膿疱性乾癬が改善した1例を報告する。
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