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Practical Dermatology Volume 35, Issue 7 （July 2013）

皮膚病診療 35巻7号（2013年7月発行）

topics

輸入皮膚感染症関根万里 ¹ ¹荏原病院皮膚科キーワード：ブニヤウイルス科感染症 , チクングニヤウイルス , コクシジオイデス症 , デング熱 , リーシュマニア症 , リケッチア感染症 , 狂犬病 , 腸チフス , ハエ幼虫症 , パラチフス , 皮膚疾患-感染性 , マラリア , 幼虫移行症 , 旅行 , ハンタウイルス感染症 , Buruli潰瘍 , 輸入感染症 , スナノミ症 , チクングニヤ熱 , SFTSウイルス Keyword: Communicable Diseases, Imported , Bunyaviridae Infections , Dengue , Coccidioidomycosis , Chikungunya virus , Leishmaniasis , Larva Migrans , Malaria , Paratyphoid Fever , Myiasis , Rickettsia Infections , Rabies , Skin Diseases, Infectious , Typhoid Fever , Travel , Hantavirus Infections , Buruli Ulcer , Tungiasis , Chikungunya Fever pp.620-629

発行日 2013年7月1日 Published Date 2013/7/1

DOI https://doi.org/10.24733/J01268.2013317300

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中国で鳥インフルエンザN7H9のヒトへの感染発症が明らかになるや否や，日本での発生が懸念されるような社会である．海外から日本への入国者数は1972年に2, 232, 672人（うち日本人1, 523,163人）であったものが2012年には27, 719, 175人（日本人18, 408, 095人）と40年で10倍以上になり，さらに日本の成長戦略の1つとして「観光」もあげられていることを考えると，今後，外国人の入国者もますます増えることが予想される．そして感染症も，海外の特定の地域で流行していたものが，瞬く間に国内に持ち込まれてくることとなる．（「はじめに」より）