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Internal Medicine Volume 119, Issue 5 （May 2017）

臨床雑誌内科 119巻5号（2017年5月発行）

海外に行くと言われたら-渡航前後の医学的問題について渡航関連感染症を経路別に考える

蚊･ダニ･その他昆虫由来の感染症藤田浩二 ¹ , 細川直登 ¹亀田総合病院感染症科キーワード：チクングニヤウイルス , デング熱 , ダニ類 , 防虫剤 , ダニ媒介疾患 , 疾病媒介昆虫 , マラリア , 旅行 , 保健所 , アジア , アフリカ , 防虫蚊帳 , 旅行医学 , 輸入感染症 , チクングニヤ熱 , ジカウイルス感染症 , 疾病媒介蚊 Keyword: Mosquito Vectors , Zika Virus Infection , Communicable Diseases, Imported , Africa , Asia , Dengue , Chikungunya virus , Malaria , Insect Repellents , Insect Vectors , Mites , Travel , Tick-Borne Diseases , Travel Medicine , Insecticide-Treated Bednets , Chikungunya Fever pp.919-927

発行日 2017年5月1日 Published Date 2017/5/1

DOI https://doi.org/10.15106/J00974.2017209332

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文献概要
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蚊･ダニ･その他昆虫由来の感染症の対策は防虫対策が重要である.リスクの高い場所を避けることと,服装,蚊帳などの物理的対策と忌避剤による対策がある.黄熱病,日本脳炎,ダニ媒介脳炎にはワクチンが存在する.マラリアリスクの高い地域への渡航では予防内服を検討する.地域によりリスクのある疾患が異なるため,ウェブサイトなどで事前に情報を得る.自施設での診断が困難な場合は,早期に適切な医療機関に紹介する.発熱患者を診察する際には,海外渡航歴を聴取する習慣を付ける.