特集 体幹の皮膚病-炎症性
臨床例
ステント除去により皮疹が改善した全身型金属アレルギー
永田 由子
1
,
川久保 洋
1自衛隊中央病院 皮膚科
キーワード:
Cobalt
,
Nickel
,
ステント
,
パッチテスト
,
発疹
,
金属アレルギー
Keyword:
Cobalt
,
Exanthema
,
Nickel
,
Patch Tests
,
Stents
pp.441-444
発行日 2013年5月1日
Published Date 2013/5/1
DOI https://doi.org/10.24733/J01268.2013255762
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<症例のポイント>全身型金属アレルギーは、接触感作の有無にかかわらず、全身的に摂取された金属により皮疹が惹起される病態である。難治性の皮疹をみた場合、全身型金属アレルギーを鑑別にあげることは重要である。金属アレルギーの問診では、金属含有のdevice留置の有無も行うべきである。冠動脈ステント狭窄後に再留置を行う場合、金属アレルギーの検索を行うべきである。
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