特集 外陰疾患A to Z
感染症 梅毒
村松 正法
1
,
齋藤 万寿吉
,
原田 和俊
1東京医科大学 皮膚科学分野
キーワード:
Behcet症候群
,
抗細菌剤
,
鑑別診断
,
陰部ヘルペス
,
軟性下疳
,
梅毒
,
梅毒血清反応
Keyword:
Anti-Bacterial Agents
,
Behcet Syndrome
,
Diagnosis, Differential
,
Herpes Genitalis
,
Chancroid
,
Syphilis Serodiagnosis
,
Syphilis
pp.21-26
発行日 2022年1月1日
Published Date 2022/1/1
DOI https://doi.org/10.34433/J00525.2022071428
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梅毒は性感染症の代表的疾患であり近年急増している。梅毒は多彩な経過・臨床像を呈することがあること、性行為に関連するため問診が困難であること、梅毒血清反応検査が従来の倍数希釈法から自動化法に変更されつつあることなどの要因が複雑に絡み合い、専門医でも診断に迷うことがある。また、梅毒の第1期疹である硬性下疳以外にも外陰部に潰瘍が出現する疾患があり、梅毒を診断するうえで、これらを鑑別する必要がある。
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