特集 サルコイドーシス-2013
臨床例
C型肝炎に対するinterferon-α(IFN-α)療法中にサルコイドーシスを発症した例
池永 五月
1
,
中島 康爾
,
金子 高英
,
澤村 大輔
,
若佐谷 保仁
1弘前大学 医学部皮膚科学教室
キーワード:
Prednisolone
,
肝炎-C型
,
鑑別診断
,
生検
,
経口投与
,
薬疹
,
Interferon-Alpha
,
サルコイドーシス-皮膚
Keyword:
Administration, Oral
,
Biopsy
,
Diagnosis, Differential
,
Drug Eruptions
,
Hepatitis C
,
Prednisolone
,
Interferon-alpha
pp.31-34
発行日 2013年1月1日
Published Date 2013/1/1
DOI https://doi.org/10.24733/J01268.2013118065
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<症例のポイント>ウイルス性肝炎の治療薬としてインターフェロン(IFN)は重要であるが、副作用としてまれにサルコイドーシスを惹起することがある。サルコイドーシスは自覚症状が乏しいことが多く、診断が困難な場合もある。自験例は、両下肢の脱力、しびれという非典型的な症状から発症し、診断が困難であった。皮膚症状は淡い紅斑のみと乏しかったが、皮膚生検でサルコイドーシスと診断することができた。
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