特集 サルコイドーシス-2013
臨床例
フェニトインによる薬疹後に帯状疱疹を生じ、サルコイドーシスを続発した例
稲岡 峰幸
1
,
狩野 葉子
,
塩原 哲夫
1公立阿伎留医療センター 皮膚科
キーワード:
Phenytoin
,
Prednisolone
,
鑑別診断
,
生検
,
伝染性単核球症
,
経口投与
,
薬疹
,
帯状疱疹
,
硬膜下血腫-急性
,
サルコイドーシス-皮膚
Keyword:
Administration, Oral
,
Biopsy
,
Diagnosis, Differential
,
Drug Eruptions
,
Herpes Zoster
,
Infectious Mononucleosis
,
Phenytoin
,
Prednisolone
,
Hematoma, Subdural, Acute
pp.35-38
発行日 2013年1月1日
Published Date 2013/1/1
DOI https://doi.org/10.24733/J01268.2013118066
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<症例のポイント>フェニトインによる薬疹を生じた15ヵ月後にフェニトイン再投与による薬疹が発症し、1ヵ月後に帯状疱疹が出現、その後、サルコイドーシスを続発した例を経験した。水痘-帯状疱疹ウイルス(以下、VZV)は肉芽腫反応を誘発しやすく、帯状疱疹後に肉芽腫を生じた例は多数報告されている。自験例では再活性化したVZVがサルコイドーシス発症の誘因となった可能性が示唆された。
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