特集 小児消化器内視鏡診断・治療
主膵管損傷を伴う小児外傷性膵損傷に対する内視鏡的膵管ドレナージを用いた非手術的治療
土屋 智寛
1
,
井上 幹大
1
Tomonori Tsuchiya
1
,
Mikihiro Inoue
1
1藤田医科大学小児外科
pp.777-781
発行日 2026年7月25日
Published Date 2026/7/25
DOI https://doi.org/10.24479/ps.0000001621
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はじめに
外傷性膵損傷は小児腹部外傷のなかでも発生頻度が少なく,日本外傷学会の膵損傷分類における主膵管損傷を伴う外傷性膵損傷の症例はまれである1)。JETECのガイドラインにおいては造影CTまたは内視鏡的逆行性胆管膵管造影(ERCP)で主膵管損傷を伴う症例は手術的治療が推奨されており,小児の膵断裂例における基本戦術は手術であるが,末梢膵管までカニュレーション可能であればnon-operative management(NOM)で治療できる可能性があるとされている2)。

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