特集 小児消化器内視鏡診断・治療
先天性食道狭窄に対する内視鏡的バルーン拡張術
時田 万英
1
Kazuhide Tokita
1
1順天堂大学小児科
pp.715-719
発行日 2026年7月25日
Published Date 2026/7/25
DOI https://doi.org/10.24479/ps.0000001608
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はじめに
先天性食道狭窄(congenital esophageal stenosis:CES)は25,000~50,000出生に1例の発症率といわれるまれな疾患であり,好発年齢は生後4~10か月と報告されている1)。離乳食開始など食形態の変化を契機に,食道通過障害による嘔吐や摂食不良が出現することが多く,小児診療において重要な鑑別疾患の一つである。一方で,生後早期から症状を呈する例や,嘔吐に先立って喘鳴や反復性肺炎などの呼吸器症状を認める例も報告されており,臨床像は多様である2,3)。

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