特集 気胸・膿胸
膿胸
胸水培養およびマルチプレックスPCR検査でも起炎菌を同定し得なかった膿胸の1例
西村 雄宏
1
,
光永 哲也
1
,
小松 秀吾
1
,
笈田 諭
1
,
川口 雄之亮
1
,
工藤 渉
1
,
難波 愛佳
1
,
長澤 耕男
2
,
石和田 稔彦
3
,
菱木 知郎
1
Katsuhiro Nishimura
1
,
Tetsuya Mitsunaga
1
,
Shugo Komatsu
1
,
Satoru Oita
1
,
Yunosuke Kawaguchi
1
,
Wataru Kudo
1
,
Aika Namba
1
,
Koo Nagasawa
2
,
Naruhiko Ishiwada
3
,
Tomoro Hishiki
1
1千葉大学大学院医学研究院小児外科学
2千葉大学大学院医学研究院 小児病態学
3千葉大学真菌医学研究センター 感染症制御分野
pp.294-298
発行日 2026年3月25日
Published Date 2026/3/25
DOI https://doi.org/10.24479/ps.0000001497
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はじめに
小児膿胸の治療において起炎菌の同定は重要であるが,先行抗菌薬投与などの影響により,従来の培養法では陰性となる例は少なくない。近年普及したマルチプレックスPCR検査は迅速な診断ツールとして期待される一方,その網羅性や解釈についてはいまだ検討の余地がある。今回,胸水培養およびマルチプレックスPCR検査でも菌を同定し得なかった重症心身障がい児の膿胸例を経験したため,文献的考察を加えて報告する。

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