特集 小児鼠径ヘルニアupdate
術中合併症と対策:内視鏡外科手術
出家 亨一
1
,
川嶋 寛
1
Kyoichi Deie
1
,
Hiroshi Kawashima
1
1埼玉県立小児医療センター外科
pp.37-42
発行日 2026年1月25日
Published Date 2026/1/25
DOI https://doi.org/10.24479/ps.0000001429
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はじめに
小児鼠径ヘルニアに対する内視鏡外科手術は,嵩原ら1)がlaparoscopic percutaneous extraperitoneal closure(LPEC)を報告してからおよそ四半世紀の間に,多くの施設で施行されるようになった。2023年のNCD annual reportによれば2),鼠径ヘルニア類縁疾患手術のうち,内視鏡外科手術企図症例は58.5%と半数を越えるようになり,今や腹腔鏡手術も標準術式の一つとなった。一方で,LPECは他疾患に対する腹腔鏡手術とは異なる技術を要するため,独自の問題点や合併症が報告されてきた3~7)。

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