特集 小児医療者のための虐待の知識
小児外科疾患患者と虐待
竹本 正和
1
Masakazu Takemoto
1
1近江八幡市立総合医療センター小児外科
pp.1169-1173
発行日 2024年11月25日
Published Date 2024/11/25
DOI https://doi.org/10.24479/ps.0000001008
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はじめに
先天性食道閉鎖症,直腸肛門奇形,Hirschsprung病,短腸症候群,胆道閉鎖症など,小児外科が対象とする疾患のなかには,経腸栄養や中心静脈カテーテルの管理,ストーマの管理,浣腸など,長期的な栄養・排便管理や日常的なケアが必要となることがあり,患児および家族に身体的・精神的・社会的に大きな負担がかかり,患児への虐待につながるケースが散見される。
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