特集 必携小児外科レジデントマニュアル2
術前処置・減圧
近藤 享史
1
,
北河 徳彦
1
,
田中 聡志
1
,
盛島 練人
1
,
白根 和樹
1
,
臼井 秀仁
1
,
望月 響子
1
,
新開 真人
1
Takafumi Kondo
1
,
Norihiko Kitagawa
1
,
Satoshi Tanaka
1
,
Rento Morishima
1
,
Kazuki Shirane
1
,
Hidehito Usui
1
,
Kyoko Mochizuki
1
,
Masato Shinkai
1
1神奈川県立こども医療センター外科
pp.872-875
発行日 2024年9月25日
Published Date 2024/9/25
DOI https://doi.org/10.24479/ps.0000000932
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はじめに
安全で有効な手術を完遂するにあたって,術前処置は重要である。術中の視野確保や術野汚染,術後の創感染などの観点から,術前処置のできが手術の質やその後の経過を左右するといっても過言ではない。各施設でさまざまな工夫のもとに施行されていると思われるが,本稿では消化管手術・検査の術前処置・減圧処置を中心に,当院での施行例を示し概説する。特にHirschsprung病の減圧処置については重点的に述べる。最後に,近年減圧のために使用することも多い経腸栄養製品コネクタの規格が,国際規格に準拠した新規格に切り替わっているため,注意点について述べる。
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