特集 小児内視鏡外科手術と医療安全
音声指示・視線誘導による新規手術支援UIの小児内視鏡手術への応用と,内視鏡ホルダロボットとの併用による適応拡大の可能性
水野 裕貴
1
,
岡本 健太郎
1
,
吉田 宗一郎
2
,
岡本 将太
1
,
鎌田 悠子
1
,
伊藤 佳史
1
,
藤井 靖久
2
Yuki Mizuno
1
,
Kentaro Okamoto
1
,
Soichiro Yoshida
2
,
Shota Okamoto
1
,
Yuko Kamata
1
,
Yoshifumi Ito
1
,
Yasuhisa Fujii
2
1東京医科歯科大学小児外科
2東京医科歯科大学泌尿器科
pp.278-282
発行日 2024年3月25日
Published Date 2024/3/25
DOI https://doi.org/10.24479/ps.0000000759
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はじめに
内視鏡外科手術では,スコープ操作は術者の目ともいえるモニター画像の展開において非常に重要な役割を担う。本来であれば術者が直接術野展開するのが理想だが,腹腔鏡手術や胸腔鏡手術においてスコープ操作を行うのは助手である。術者の口頭指示による助手との完璧な連携は困難であり,術者の意図した術野を助手が展開できず,しばしば手術操作に支障をきたす場面に遭遇する。術者の意図したとおりの画面展開を可能にすることは,術者の負担を軽減し,より確実な手術手技,より安全な内視鏡手術につながる。
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