特集 腹腔鏡下噴門形成術―新技術認定制度に向けて
食道裂孔への到達法(upwardアプローチ:食道右側からのアプローチ)
福澤 宏明
1
Hiroaki Fukuzawa
1
1姫路赤十字病院小児外科
pp.39-41
発行日 2024年1月25日
Published Date 2024/1/25
DOI https://doi.org/10.24479/ps.0000000689
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はじめに
腹腔鏡下噴門形成術は各施設さまざまな術式,手術方法をとっているが,どの手術にも共通する手術操作として食道を確保して行うテーピングが入っている。いったん食道にテープがかかれば,それを牽引することで食道周囲の剝離が一気に進み手術の進行が加速する。すなわち,食道のテーピングが終われば手術のほとんどが終わったと考えても過言ではない。そのため,いかに早くきれいに食道の剝離を行い,テーピングを行うかが非常に重要となってくる。
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