特集 腹腔鏡下噴門形成術―新技術認定制度に向けて
食道裂孔への到達法(lateralアプローチ,downwardアプローチ)
廣瀬 龍一郎
1
,
小幡 聡
1
,
林田 真
2
,
古賀 義法
3
Ryuichiro Hirose
1
,
Satoshi Obata
1
,
Makoto Hayashida
2
,
Yoshinori Koga
3
1福岡大学呼吸器・乳腺内分泌・小児外科
2福岡市立こども病院小児外科
3久留米大学小児外科
pp.33-38
発行日 2024年1月25日
Published Date 2024/1/25
DOI https://doi.org/10.24479/ps.0000000688
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はじめに
本稿では,小児の腹腔鏡下噴門形成術においてスムーズに食道裂孔に到達するために,①食道周囲へのアプローチ法とその特徴,②食道周囲の解剖,特に横隔食道靱帯のfascia構造と合理的な突破法,③左側から開始するlateralアプローチと,食道前面から開始するdownwardアプローチにおける食道周囲の剝離操作の留意点,の3つの項目について解説する。
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